Webページ上の一部をクリップ(切り抜き)してFacebookやTwitterで共有するソーシャルクリッピングサービス「Clipboard」が5月31日(現地時間)に公開された。
サービスと同名の米新興企業Clipboardは2011年5月に起業し、10月から招待制でサービスを提供してきた。創業者でCEOのギャリー・フレイク氏は米Yahoo!の技術担当副社長を務めた後、米MicrosoftでLive Labsを立ち上げた経験を持つ。
Clipboardのおおよその使い方は以下の通りだ。
ユーザーはサービスにサインアップすると、クリッピングするためのWebブラウザのプラグインをインストールするよう促される。プラグインのインストールを含むサインアップ手続きが完了したら、Webページの部分クリッピングが可能になる。
Webページを開いた状態でプラグインをクリックすると、ページの右上にClipboardが起動していることを示すアイコンが表示され、ページ上のクリップしたい部分にカーソルを合わせると選択候補が水色で表示される。選択範囲は調整でき、ページ全体を選択することも可能だ。
選択範囲が決まったら水色の部分をクリックすると、保存するためのダイアログが表示される。アカウントをFacebookやTwitterと連係させている場合は、ダイアログの下でそれぞれのサービスを選択し、ハッシュタグを付けて公開できる。Twitterでは、@でダイレクトメッセージにすることも可能だ。「Publish」を選択すると、Clipboardコミュニティー内で公開する設定になる。
保存したクリップは、Clipboardのホームページに追加される。ホームページに保存してからFacebookやTwitterに投稿したり、共有したい相手にメールで送ることもできる。
Clipboardでは、PinterestやInstagramと同様に、他のユーザーが公開しているクリップを興味のあるカテゴリでフィルタリングして表示したり、他のユーザーをフォローすることができる。
Clipboardによると、招待制の期間に作成されたクリップの20%が公開され、55%には注釈が、22%にはタグが付けられていたという。
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