米salesforce.comは6月4日(現地時間)、ソーシャルマーケティング企業の米Buddy Mediaを買収することで合意に達したと発表した。買収総額は6億8900万ドルで、取引は第4四半期(10〜12月)に完了の見込み。
Buddy Mediaは2007年創業のニューヨークに拠点を置く非公開企業。企業向けに、Facebook、Twitter、LinkedIn、Google+などのソーシャルサービスや、YouTubeやGoogle検索でのプレゼンスを維持するためのソーシャルメディアマーケティングプラットフォームを提供している。米Hewlett-Packard(HP)、米NBC、米Fordなどが同サービスを利用している。
salesforce.comは、昨年4月に買収したRadian6とBuddy Mediaを統合することで、「Salesforce Marketing Cloud」が企業にとってソーシャルマーケティングプラットフォームの第一選択肢になるとしている。
米Oracleも5月にソーシャルマーケティングツールを手掛ける米Vitrueの買収を発表した。Oracleも包括的ソーシャルマーケティングプラットフォームの構築を目指している。
salesforce.comは、この買収により2013年度に2000万〜2500万ドルの売り上げ増加が見込めるとしている。同社の第1四半期(2〜4月)の売上高は、Buddy Mediaの買収額とほぼ同じ6億9500万ドルだった。
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