米Microsoftは7月20日(現地時間)、オンラインオフィススイート「Office Web Apps」の次期版カスタマープレビューを開始したと発表した。特設リンクにWindows Live IDでログインすることで、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteのプレビュー版を試せる。
Office Web Appsは、現行の「Office 2010」から利用できるようになったオンライン版のOffice。Webブラウザ(Internet Explorer、Chrome、Firefox、Safari)経由でクラウドサービス「Windows Live SkyDrive」上にドキュメントを作成、編集、保存、共有できる。
Microsoftは次期Office Web Appsの開発に当たり、編集機能、タッチ機能、共同編集機能の強化にフォーカスし、パフォーマンスの向上を目指したという。
編集機能は、デスクトップ版にしかなかった機能が幾つか追加された。例えば右クリックで表示できるメニューが増え、Excelでプリントアウトが可能になった。
タッチ機能の強化では、指での操作でコピー&ペーストができるようになり、ピンチやスワイプに対応した。
共同編集機能は、4つのアプリすべてで利用できるようになり、Excelを除くアプリでは、デスクトップ版を含めたリアルタイムでの共同編集が可能になる。
また、サイズの大きなファイルでの作業レスポンスが従来より速くなり、Excelでの入力やデータ分析、PowerPointの描画ツールの反応も向上したとしている。
Microsoftは16日に次期オフィススイート「Office 2013」のカスタマープレビュー版の提供を開始しており、Office Web AppsのプレビューはOffice 2013に対応するものとみられる。Office 2013の発売時期や価格はまだ公表されていない。
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