米iFixitが9月20日(現地時間)、予告通り発売されたばかりの米Appleの「iPhone 5」を解剖した。34ステップにも上る多数の写真入り分解マニュアルはこちら。なお以下の(Step○)は分解マニュアルの該当部分を指している。
うわさ通り、日本製の部品が多く使われていることが分かった。バッテリー(Step 9)とカメラ(Step 31)はソニー製、1GバイトのRAMはエルピーダ製(Step 16)、Wi-Fiモジュールは村田製作所製(Step 15)だ。なお、NAND Flashメモリは韓国SK Hynix、LTEモデムは米Qualcommの製品だった。
ホームボタンの設計が新しくなっており(Step 28)、ボタンの寿命は長くなり、修理もしやすいはずだとiFixitは評価している(iPhoneのホームボタンが反応しにくくなるのはユーザーの間では有名な話だ)。
筺体の傷付きやすさについては、側面は強いが面取りされたような角はかなり傷が残りやすいとしている(Step 30)。
iPhone 5発表イベントで、同社のフィル・シラー氏が「カメラのレンズはサファイアクリスタル製で非常に強い」と説明したのを受け、スチール製のピンセットでこすってみたところ、傷はつかなかった(Step 32)。
バッテリーの配置など、幾つかの点がiPhone 4Sよりも分解しやすくなっており、iFixitはiPhone 5の「修理しやすさ度」をiPhone 4Sより1ランクアップの10段階の7と評価した。
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