英非営利団体Raspberry Pi Foundationは10月15日(現地時間)、3月に発売した超小型コンピュータ「Raspberry Pi」の「Model B」を、価格を35ドルに据え置きのまま、RAMを従来の2倍の512Mバイトにしたと発表した。
Model BのRAMは256Mバイトで、複数のアプリケーションをマルチタスクで利用したいユーザーから、価格が高くてもいいからRAM容量の大きい「Model C」を提供するよう望まれていたという。だが、35ドルを販売価格の上限とすることにこだわり、Model Bを標準で512Mバイトにすることにしたと、同団体創業者であるケンブリッジ大学コンピュータ研究所のイーベン・アプトン氏は説明する。
Raspberry Piは、ARM CoreベースのプロセッサとRAM、HDMI、USB 2.0などのインタフェースをクレジットカード大のサイズのボードに搭載したPC。OSイメージはRaspberry PiのWebサイトからダウンロードする。
アプトン氏は、512Mバイトへの移行で協力したサプライヤー、Samsung Electronics、ソニー、Broadcomに感謝の言葉を述べている。
Raspberry Piは、日本ではアールエスコンポーネンツが2950円で販売している(本稿執筆現在、在庫切れで出荷は12月中旬以降となっている)。
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