ITmedia NEWS > セキュリティ >
セキュリティ・ホットトピックス

LINEで“混線”、86人のメッセージが他人のトークに表示 原因は「システム更新時の不具合」

» 2012年11月02日 17時47分 公開
[ITmedia]

 NHN Japanはこのほど、10月31日に「LINE」PC版のトーク機能で起きた“混線”について、システム更新時の不具合が原因だったと発表した。送ったメッセージが意図しない相手に届いた人数は86人(うち日本は12人)、メッセージを受信・閲覧したユーザー数は「特定できないため非公開」としている。同社は、「多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしまして、誠に申し訳ございません」と謝罪している。


画像画像 31日、都内のあるユーザーのトークに混入してきたメッセージ。「東京の23です!!」「地域は千種です。まみさんはどちらですか?」「H好きよー」といったやりとりや、タイ語や中国語とおぼしきやりとりが一気に混入してきたという

 同社の発表によると、31日午後6時55分にPC版のシステム更新を行ったところ、一部のユーザーに対して、送信者不明の状態でメッセージが混線してランダム表示される問題が発生。すぐに不具合の修正を行い、午後7時に完了したという。

 不具合の修正が完了した午後7時ごろ、誤ったメッセージを受信したユーザーがそのメッセージを閲覧できなくするため、強制ログアウト処理を実施。再ログイン後は、誤って届いたメッセージは表示できない状態になったという。

 意図しない相手に届いたメッセージの送り主となったユーザーは86人(うち日本は12人)、他人のメッセージを見たユーザーの数は「実際に受信してそれを閲覧したユーザーの数が特定できないため公開していない」という。

 86人には同社から個別におわびするほか、Amazonギフト券500円分を進呈。再発防止に向け、従来以上に厳重なチェック体制とフロー構築を行い、セキュリティ強化に取り組むとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.