カナダBlackBerry(Research In Motion)が日本から撤退すると日本経済新聞が報じ、米メディアAll Things DがBlackBerryの広報担当者に事実であることを確認した。
All Things Dによると、同社は「日本はBlackBerryにとって主要な市場ではない」と述べ、新OS「BlackBerry 10」搭載端末の日本での発売計画は現時点ではないという。ユーザーサポートは今後も続けるとしている。
BlackBerryは2006年に国内市場に参入し、NTTドコモを通じ法人向けに販売。2008年には個人向け販売も始めた。だが米AppleのiPhoneやAndroidスマートフォンが人気になる中波に乗れず、販売数はわずかにとどまっていたもよう。BlackBerryは世界市場でもiPhoneとAndroidに押されて苦境に陥っており、今後の成長が見込めない日本市場向けにOSを日本語化するコストなどが割に合わないと判断したようだ。
RIM、社名をBlackBerryに変更
BlackBerry、新OS搭載端末2モデル発表
BlackBerryを「コンシューマーにも」 ドコモ、最上位機「Bold」発売へ
欧米ビジネスマン必携のBlackBerry、日本参入に自信Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR