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「Amazonガチャ」終了 「迷惑をかけた責任を取る」

» 2013年02月08日 18時51分 公開
[ITmedia]
photo 「5000円で新しい出合い」をうたっていた

 「Amazonの商標権を侵害しているのでは」などと騒動になっていたネットサービス「Amazonガチャ」について、筑波大学発のベンチャー企業・BearTail(茨城県つくば市)は2月8日、同日でサービスを終了すると発表した。サービス名を変更して継続を検討したが、「迷惑をお掛けした関係者への責任を取り」終了することにしたという。

 Amazonガチャは、月額5000円を支払うと毎月、Amazonからランダムに約4500円分の商品をピックアップして注文し、届けるというサービスで2月4日に公開した。だが「サービス名がAmazonの商標権を侵害しているのでは」「著名なサービス名を利用した不正競争防止法違反では」といった法的な指摘や、「本当に4500円分の商品が届くのか」といった疑問の声も上がり、開始翌日の5日には新規ユーザー受付を中止し、同社が釈明する騒ぎになっていた

 終了に当たり、同社は「運営者を BearTailと明記していたことから、ユーザー様がサービス運営者を誤認して利用するという可能性は低く、また一方でアマゾンジャパン株式会社への売上貢献にもつながると考えておりました。しかしながら、本サービス名称により閲覧者様に対して誤認を発生させてしまいました」としてアマゾンジャパンに対して謝罪。サービスを終了することにしたと説明している。ユーザー情報は削除し、料金は全額返金した。

 「ユーザー様に対してはご期待に応えることが出来ず、申し訳ございませんでした。今後コンプライアンスによりいっそう気を配り、世界を変えうる価値あるサービス提供のため、努力して参ります」としている。

photo 同社トップページで終了を告知している

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