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ネットワンシステムズで不正発覚 社員ら架空請求、総額7億円超か

» 2013年02月12日 20時06分 公開
[ITmedia]

 ネットワーク専業のネットワンシステムズは2月12日、社員が関わる不正行為が発覚したと発表した。社員が外部と共謀して架空請求する手口で金を着服していたとみられ、総額は過去8年間で7億4800万円に上る可能性があるという。第3四半期報告書を期限までに提出できない見込みになったため、東京証券取引所は同社(東証1部)を同日付で監理銘柄(確認中)に指定した。

 同社によると、昨年の税務調査の過程で不正の疑いが浮上。社内調査の結果、社員が外部業者らと共謀し、架空の外注費名目で不正請求していたことが判明したという。

 社外の弁護士3人による調査委員会を発足させ、事実究明を進める。社内体制の見直しやコンプライアンス(法令順守)意識の徹底など、再発防止に努めるとしている。

 同社の2012年3月期の売上高は1576億円。

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