3月5日、「毎日jp」「マイナビニュース」「ORICON STYLE」など大手WebサイトなどにGoogle検索やChromeブラウザ、Firefoxからアクセスすると「不正なソフトウェアが存在する可能性があります」などと警告され、一時ブロックされる事態が起きた。5日午後6時現在、ORICON STYLEなどへのアクセスは回復している。
Googleは不正プログラムについてユーザーに警告するセキュリティ対策機能「Safe Browsing」を提供しており、Google検索結果やChrome、Firefoxなどが利用している。サイトなどに問題が発生した可能性がある場合、Safe Browsing機能に基づき自動的にブロックされる仕組みになっている。
アクセスのブロックは3月5日午前から報告され、複数の大手サイトのほか、まとめサイト大手や「piapro」(クリプトン・フューチャー・メディア)などもブロック対象になった。
Chromeから各サイトにアクセスすると、「ウェブサイトの不正なソフトウェアを事前に検出しました」「現在アクセスすると、お使いのパソコンが不正なソフトウェアに感染する恐れがあります」と表示され、コンテンツは表示されない状態に。Google検索結果では「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」と警告。アクセスすると「警告- このウェブサイトにアクセスすると、コンピュータに損害が生じる可能性があります」としてブロックされ、コンテンツには進めない。
実際にこれらのサイトに「不正なソフトウェア」が存在するかどうかは不明だが、警告が出た場合は念のためアクセスには注意する必要がある。
5日午後6時現在、ORICON STYLEへのアクセス規制は解除されているほか、毎日jpとマイナビニュースはChrome/Firefoxからアドレスを直接入力すれば閲覧できる状態になっている。
ORICON STYLEはこの間、サイトのトップページに「現在、一部サイトからのアクセス及び一部ブラウザでの閲覧が不安定な状況となっております」との告知を掲載。その後復旧し、「ご不便をおかけして大変申し訳御座いませんでした」と謝罪した。
2月上旬にも、New York Timesなどの大手サイトへのアクセスがSafe Browsingに基づきブロックされる事態が起きた。この際は広告配信業者のWebサイトにマルウェアが仕込まれたとの情報が発端になっていた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR