米Googleは4月9日(現地時間)、iOS版Chromeをアップデートしたと発表した。バージョン26.0.1410.50をApp Storeからダウンロードできる。
iPhoneとiPod touchではページを全画面表示できるなど、Android版にはない機能が搭載された。
全画面表示機能はiPadにはなく、画面の小さいiPhoneとiPod touchにのみある。全画面表示にするには、画面を下にスクロールするだけ。上にスクロールするとアドレスバーが再表示される。Evernoteのモバイル版と同じユーザーインタフェースだ。
また、GoogleクラウドプリントまたはAirPrintでのWebページの出力が可能になった。これも、Android版Chromeにはまだない機能だ(Androidの「ブラウザ」では、GmailとGoogle DocsのファイルをGoogleクラウドプリントで出力できるが)。
また、Googleクラウドプリントを通じて、WebページをPDF形式でGoogleドライブに保存できる。
Webページの印刷またはPDFとしてのGoogleドライブへの保存は、ページ右上の「三」をタップして表示される「印刷...」を選択し、プリンタを選ぶ。プリンタとして同じGoogleアカウントでログインしている端末を選択すると、表示しているWebページのPDFが端末に送られる。受信した端末の画面にはPDFを表示するアプリを選択するダイアログが表示され、アプリを選択するとPDFを表示できる。
なお、Googleクラウドプリントを利用するにはあらかじめデスクトップのChromeブラウザでプリンタの利用を有効にしておく必要がある。また、PDFとして保存するにはGoogleドライブを利用している必要がある。
GoogleはモバイルアプリのiOS版開発のための独立したチームを擁しており、Google製品のモバイルアプリでAndroid版よりiOS版の方が早く新しい機能が追加されることもある。
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