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大学がFacebookで友達づくりを支援 近畿大の新入生専用グループに1000人超

» 2013年04月10日 18時58分 公開
[ITmedia]

 大学がFacebookで友達づくりを支援──近畿大学(大阪府東大阪市)が新入生向けに開設したFacebookグループの登録者が4月8日の時点で1000人を超えたという。入学前にFacebookで友達になった新入生が入学式当日にリアルにつながる、といった例もあったという。

photo 入学前に新入生に配布したちらしの一部

 Facebookグループは「2013近畿大学入学生」。大学が管理する非公開グループとして2月1日に開設した。

 同大が昨年度の新入生を対象に実施した調査では、「友人ができるかどうか不安」という回答が7割以上に上ったという。Facebookグループは「新入生の不安を少しでも解消できるように」と開設。新入生向けにちらしを配布するなどして登録を呼び掛けた。

 グループでは、同じ学科に入学する人、同じ地方出身者、同じ趣味を持つ人などで活発なやりとりが行われ、学科やコース単位でLINEのグループが立ち上がるなど、「新入生が自主的にSNSを駆使して友達の輪を広げており、大学も想定していなかったつながりが構築されている」という。

photo 東大阪キャンパス内に設けられた「Facebook広場」の様子

 4月2〜6日に行われた入学式には合計8067人の新入生が出席。オンラインですでに友達になっているグループもあり、「例年以上の盛り上がり」になったという。東大阪キャンパスでは、Facebookの友人と入学式当日に直接つながれるよう、コミュニケーションスペース「Facebook広場」を設けて「現実社会でもスムーズに友達づくりができるような支援」をした。

 同グループは今後も運営。就職活動など在学中の情報交換に加え、卒業後も同期生とつながりを持てる場として活用していく。

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