トレンドマイクロは4月16日、小中学生の子どもを持つ保護者に実施した「子どものインターネット利用に関するセキュリティ調査」の結果を発表した。
子どものSNS利用に関しては「利用させたくない」(38.3%)「どちらかというと利用させたくない」(49.8%)と答えた人をあわせると88.1%の親が否定的。SNSにおける適切な情報公開の範囲は「実際の友人まで」という回答が84.5%と、現実の友人関係の延長として利用してほしい様子がうかがえる。
SNSに限らず、88.5%の親が子どものインターネット利用になんらかの不安や心配をいだいており、具体的には「意図しない課金サービスの利用」(58.3%)、「有害サイトや不適切な画像の閲覧」(57.3%)、「個人情報の漏洩」(50.2%)などが上位にあがった。
インターネットを通じたトラブルを懸念する一方、SNS上の公開範囲やプライバシー設定を確認しているのは54.1%、子どもの使用する端末にウイルス対策を導入しているのは59.2%と6割程度で、利用できるソフトやサービスを制限するペアレンタルコントロールを導入しているのは11.7%にとどまった。
同社は「プライバシーやセキュリティへの意識と実際の対策への乖離」を指摘し「各家庭での見直しが必要」としている。
調査は3月28〜29日に保護者412人を対象にWebアンケートで実施した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR