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参院選「Yahoo!検索」分析結果は──与党勝利でねじれ国会解消?

» 2013年07月08日 18時34分 公開
[ITmedia]

 ヤフーの「Yahoo!JAPANビッグデータレポートチーム」は7月8日、「Yahoo!検索」のデータを基にした参院選の議席数予想を発表した。各政党を意図する検索キーワードを抽出し、検索量の変化などを解析。比例区では自民優勢、選挙区では自民圧勝――という予想になっている。

 4日までの検索データを基に、「相関モデル」「投影モデル」の2つの手法で、比例区・選挙区それぞれを予想した。相関モデルは、昨年12月の衆院選の結果とYahoo!検索のデータを基に、特定期間中の検索量から予想。投影モデルは、過去の選挙事例での公示日前後の検索量の変化をスコア化し、今回の衆院選の公示前の検索数と掛け合わせて予想した。


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 比例区(改選48議席)の予想は自民が優勢という結果。相関モデルの議席数予想は自民14、公明8、民主9、維新8、みんな3、共産4、社民・その他がそれぞれ1となった。投影モデルは自民18、公明7、民主8、維新5、みんな・共産がそれぞれ4、社民・その他がそれぞれ1議席という予想だ。

 地域別の検索データを基に予想した選挙区では、自民の圧勝という結果だ。自民の獲得議席予想は、相関モデルで45、投影モデルで49。投影モデルでは、47都道府県中45の選挙区で自民が得票数1位の予測となった。公明はどちらも4、民主は前者が11、後者が13、維新は前者が4、後者が8だった。


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 比例区、選挙区を合計した獲得議席数は、相関モデルが自民59、公明12、民主22、維新16、みんな4、共産6、社民1、その他1、投影モデルが自民67、公明11、民主19、維新9、みんな5、共産8、社民1、その他1――という結果だ。前回の参院選の結果と比較すると、自民は相関モデルで8議席、投影モデルで16議席増やす一方、民主はそれぞれ22、25議席と大幅に減らす予想となっている。

 自民・公明の与党合計獲得議席数は相関モデルでは129、投影モデルでは136。それぞれ参院議員定数242の過半数となり、衆参で与野党が逆転する「ねじれ国会」は解消されるという予測になった。


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 同社は今後も引き続き選挙前まで、最新のデータを用いて予測のアップデートと変化を発表していくという。

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