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ソニーの読書端末「Reader」に軽量モデル ストアに読書SNS機能 「ユーザーが本屋の店主に」

» 2013年09月24日 19時06分 公開
[ITmedia]
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 ソニーは9月24日、読書専用端末「Reader」の新製品「PRS-T3S」を10月4日に発売すると発表した。薄型・軽量化し、6インチ電子ペーパー読書端末として国内最軽量約160グラムを実現した。電子書籍ストア「Reader Store」は読書SNS機能を加えて刷新。本の趣味が合う人をフォローして情報を受け取ったり、本のレビューを投稿・共有できる。

 PRS-T3Sは、レイアウトの見直しと各部品の軽量化によりコンパクト化。サイズは約107(幅)×160(高さ)×8.8(厚さ)ミリに抑えた。前ページで表示されていた残像を抑える独自のアルゴリズムを進化させ、ページ送りの白黒反転を最大4時間に1回に減少させたという。

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 電子書籍ストア「Reader Store」を刷新。お気に入りの本についてレビューを書き込み、マイページ上に“陳列”してほかのユーザーに見せたり、FacebookやTwitterで感想を共有できる。気になるユーザーをフォローし、そのユーザーが発信するレビューなどの情報を自分のタイムラインに表示する読書SNSの仕組みも備えた。

 ユーザーのレビューを介して本が購入された場合は、レビューを書いたユーザーにポイントが支払われる仕組みで、「ユーザー自身が店主になって本屋を運営しているような、新しい電子書籍体験を実現した」としている。レビューを投稿したユーザーは、レビューの評価やレビューを介した購入頻度などによって、「注目のレビュワー」として紹介される。

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 10月中旬にはiOSアプリ「電子コミック・雑誌Reader(EPUB 3専用) for iPhone/iPad」を提供予定。Reader Storeで購入したEPUB 3形式のコミックと雑誌を、iOS端末で楽しめるようになる。今後、EPUB 3形式の書籍への対応する予定だ。

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