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「300年後も、わらっていいとも!」 未来世界を描く“タモリSF”小説に注目集まるねっと部

» 2013年10月25日 20時13分 公開
[ITmedia]

 「ニュース番組が終わったあとCMを挟んで時報が正午を告げるとテレビ画面には…」――電子書籍サイト「パブー」に2010年に掲載された“タモリSF”小説、「300年後も、わらっていいとも!」がじわじわ注目を集めている。

photo 「タモリのアンドロイド」を描いた挿絵

 1982年の「いいとも!」放送開始からまもなく、日本中のお茶の間で「お昼の顔」になったタモリは、いつしか「昼」または「昼的なるもの」を象徴するシンボルとして、あるいは「世界に昼をもたらす者」として捉えられるようになる。タモリの死後も番組は続くが、そっくりさんを使っても思考をコピーしたアンドロイドを投入しても、失われたものは取り戻せない。300年の時を越え、タモリの魂が思わぬところで見つかり――

 星新一のショート・ショートのような世界観の全7ページの小説は、現在4000ダウンロードを突破。会員登録するとPDFでダウンロードしたりKindleに送信することもできる。

 作者であるnishiibeさんが、2008年にブログに掲載したものに、加筆や「タモリのアンドロイド」や「笑福亭プロクシマ」のイラストを加え、2010年に同サービスにアップしたもの。来年3月の「笑っていいとも!」放送終了の報を受け、改めて注目されているようだ。

 Twitterなどでは「よくわからないが感動する」「何これ、すごい。タモリよ永遠に……」などの感想が寄せられている。

ねっと部

ハードでソフトなITニュースの合間にネット上の面白いモノ・コトをお伝えする部活動。正式には「ITmedia学園ニュース科インターネット部」、略して「ねっと部」(たぶん)。部長はめがね(予定)。


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