ニールセンが12月19日発表した、PCとスマートフォンそれぞれのネットサービス利用動向の分析結果によると、スマートフォンからの利用が多かったのは、SNSや天気予報など一般的に相性がいいと言われているサービスのほか、「食品、料理」「服飾、美容」などだった。
調査協力モニターの実際のアクセスログをもとに、PC/スマートフォンそれぞれの利用動向を把握するネット視聴率調査で算出。10月におけるスマートフォンからのインターネット利用者は3500万人で、PC利用者(5380万人)の65%の規模になった。
カテゴリ別に見ると、スマートフォンからの利用が多かったのは「コミュニケーション」「地図、一般旅行情報」「天気」など一般的に相性が良いとされているもののほか、「食品、料理」「服飾、美容」など。逆に、「ポータル、コミュニティ」「オンラインモール」「ビデオと映画」「自動車情報」などはPCからの閲覧が多かった。
スマートフォン経由のアクセスが過半数を占める「食品、料理」カテゴリでは、20代だけでなく、30〜40代でもスマートフォンからのアクセスの方が多いことがわかった。
同社の中村義哉シニアアナリストは「若年層以外の年代でも利用がスマートフォンにシフトしてきているカテゴリがあることは注目すべきポイント。企業のWebサイトやサービスでもスマートフォン対応を積極的に進め、常にカテゴリ全体や競合の状況を把握することが重要」とコメントしている。
初出時、タイトルおよびリード部の数値が誤っておりました。
誤:スマートフォン経由のアクセスはネット利用全体の65%→正:PC利用の65%
お詫びして訂正いたします。
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