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JASRAC、“全聾の作曲家”佐村河内守氏の作品の利用許諾を保留 CDは出荷停止

» 2014年02月06日 12時37分 公開
[ITmedia]

 全聾の作曲家・佐村河内守さんの楽曲の一部が、別人によって作曲されていた問題で、日本音楽著作権協会(JASRAC)は2月5日、JASRACが管理する同氏の作品の利用許諾を保留すると発表した。CD発売元の日本コロムビアは、CD・DVDの出荷、音楽配信を停止している。

 JASRACは「報道されている内容に関して事実関係を含め本人に詳細を確認しているところ」とし、管理楽曲については、権利の帰属が明確になるまで利用許諾を保留するとしている。

 日本コロムビアは「本人からは『自身が作曲した作品である』との説明を受けて販売してきた」と釈明。CDなどの商品は「結果として、作曲者については不適切な表示」だったとし、「発売元として責任を痛感しており、深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

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