ミクシィは2月13日、朝倉祐介代表取締役社長が退任し、森田仁基執行役員(mixi事業本部長)が代表取締役社長に昇格する人事を発表した。6月24日予定の定時株主総会を経て正式決定する。今期の業績が営業赤字予想から「モンスターストライク」のヒットなどで黒字化する見通しになり、「ミクシィグループは『事業再生フェーズ』から『再成長フェーズ』に移行する」として、トップを刷新するという。
朝倉社長は2011年にミクシィグループに入り、昨年6月に社長に就任したばかり。同社は昨年10月、2014年3月期の連結営業損益が10億円の赤字に転落する見通しを発表していたが、スマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」のヒットなどにより、営業損益見通しを2億円の黒字へと上方修正した。「黒字化する見込みとなったことを受け、ミクシィグループが再成長フェーズに移行したと考え、代表取締役を交代することにした」という。朝倉氏は顧問に退き、取締役からも退任する。
昇格する森田氏はmixiアプリの立ち上げなどを経て13年1月から執行役員、同年11月からmixi事業本部長。モンスターストライクなどのスマートフォンアプリの創出と事業拡大を統括している。
朝倉社長は森田氏について「事業責任者を務めるmixiにおいては広告事業が底入れし、モンスターストライクでは1月31日に利用者数が250万人を超えるなど、事業の成長を牽引しているため、再成長フェーズにおいては適任だと考えております」とコメントしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR