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富士通とパナソニックのシステムLSI統合新会社、10〜12月に事業開始 CEOに京セラ出身の西口氏

» 2014年04月23日 16時13分 公開
[ITmedia]

 富士通とパナソニックは4月23日、システムLSI事業を統合するファブレス新会社に日本政策投資銀行(DBJ)が出資することで基本合意したと発表した。新会社は10〜12月期に発足・事業を開始する計画で、CEOには京セラ元会長の西口泰夫氏が就任。売上高は単純合算で年間約1500億円規模になる。

 富士通100%子会社・富士通セミコンダクターのシステムLSI事業、パナソニックのシステムLSI事業を新会社に拠出して事業統合。DBJは新会社に最大200億円を出資するほか、最大100億円の融資枠を設定する。発足時、新会社に対する議決権比率は富士通が40%、パナソニックが20%、DBJが40%になる見込み。6月末までに最終契約を結ぶ予定としている。

 新会社のCEOに迎える西口氏は、京セラの社長と会長を歴任するなど、エレクトロニクス業界の様々な事業分野で豊富なマネジメント経験を持つことを評価した。西口氏のもとでファブレス形態への事業転換を進め、数年後の新規株式公開を目指す。

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