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「スティーブはわれわれを誇りに思うだろう」──Appleのエディ・キュー上級副社長

» 2014年05月30日 07時24分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleのエディ・キュー上級副社長と米Beats Electronicsのジミー・アイヴォンCEOは5月28日(現地時間)、米Re/codeの年次カンファレンスCode Conferenceに登壇し、Appleが同日発表したAppleによるBeats買収やAppleの音楽事業の取り組みについて語った。

 キュー氏はAppleに25年務めるベテランで、iTunes Music StoreやApp Storeの立ち上げにたずさわった。現在はインターネットソフトウェア&サービス担当で、Beats Electronicsも担当することになる。

 edy 左から、Re/codeのウォルト・モスバーグ氏、カーラ・スウィッシャー氏、エディ・キュー氏、ジミー・アイヴォン氏

 この中でカーラ・スウィッシャー氏に故スティーブ・ジョブズ氏について尋ねられたキュー氏は「スティーブが(Appleで)創造したかったものの1つは、自分がCEOでなくなった後もずっと続く素晴らしい文化だった。われわれは自分たちで創造しているものが100年あるいは200年残ることを望んでいる」と語り、ウォルト・モスバーグ氏がAppleは現在“リセット”中ではないかと問うと「私はリセット中だと感じたことはない」と断言した。ジョブズ氏は良き友であり素晴らしいメンターだったので、同氏を喪ったことがAppleに影響しないとは言えないが、同氏の生前から続くAppleの上級幹部チームは素晴らしく、スティーブはチームの現在の働きをとても誇りに思ってくれるだろうと話した。

 アイヴォン氏は、ジョブズ氏は「愚かなことを許さない人だった。Appleの現在の幹部チームに会えばそれが分かる。全員がエース級で、巨大企業なのに小さな会社のようにフレキシブルに動いていることに感銘を受けた」と語った。

 キュー氏はまた、「Appleは年内に、私がAppleでの25年間に見てきた中で最高の製品をリリースする」と語り、アイヴォン氏は「私は明日それを見られるんだ。2カ月前にApple本社に行ったときは防水シートがかかっていたんだが」と言い添えた。



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