世界最大規模のプログラミングコンテスト「HELLO WORLD OPEN 2014」が6月10日(現地時間)フィンランド・ヘルシンキで行われた。世界92カ国から4000人以上が参加した大会の決勝戦の様子をリポートする。
「HELLO WORLD OPEN 2014」は、人工知能を搭載した車を作成し、対戦相手やコースの状況などに対応しながら自律的に走らせるバーチャルカーレース形式の大会だ。もともとフィンランド国内で行われていた数百人規模のプログラミング大会が今年から世界規模に拡大。欧州中心に92カ国から4000人以上、計2520チームが参加した。予選は地域ごとにオンラインで行われ、ファイナルマッチは決勝進出チームが一堂に集い、リアルイベントとして開催される。
「Clash of Clans」を生み出したSupercellとともに大会を主催する地元企業 Reaktorのヴィル・ヴァルトネンさんは、「世間のコーディングやプログラマーに対するイメージはまだまだ“オタクっぽい”もの。魅力的でエキサイティングな面を見せることで、もっとクールなイメージに変えていきたい。夢は子どもたちがなりたい職業にプログラマーがあがること」と開催意図を話す。
会場は、もともとNokiaの工場だったというヘルシンキ市内のケーブルファクトリー。平日の夕方にも関わらず数百人以上が来場し、広い場内は熱気にあふれていた。フィンランド国内だけでなく、ヨーロッパや米国、南米のメディアも取材に訪れていた。
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