米Appleは7月11日(現地時間)、6月のWWDCで発表した新プログラミング言語「Swift」の公式ブログを立ち上げた。このブログを通じて、同言語を構築したエンジニアが開発者向けに様々な情報を提供していくという。
Appleは開発者向けのフォーラムは運営しているが、開発者向け情報提供の窓口として公式ページ上にブログを開設したのはこれが初めてだ。
同社はiBooks Storeで、Swiftの電子版解説書を無料公開している。Swiftのチームは公式Twitterアカウントも持っており(Apple StoreのTwitterアカウントはあるが、Appleとしての公式アカウントはない)、Swift普及への意気込みがうかがわれる。
公式ブログへの最初の投稿で、開発環境「Xcode 6 beta」の無償提供も発表された。
従来Xcodeのプレリリース版を入手するには年額99ドル(日本では7800円)のiOS Developer ProgramあるいはMac Developer Programに登録する必要があったが無料のApple Developerとして登録すれば誰でも無料でダウンロードできる。
Swiftは、これまでAppleのiOSおよびOS X向けアプリ開発で必須だった「Objective-C」に代わる新たなプログラム言語。開発環境はXCodeで、コンパイラはLLVMが標準となる。Appleによると、従来の言語より効率的で分かりやすく、高速に動作するという。
変更履歴:当初、「従来Xcodeを入手するには年額99ドル(日本では7800円)のiOS Developer ProgramあるいはMac Developer Programに登録する必要があったが」としていましたが、「Xcodeのプレリリース版を入手するには」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。[2014/7/13 19:30]
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