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「gooポイント」でなりすましによる不正利用 568IDで最大60万円の被害

» 2014年07月30日 16時10分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズとNTTレゾナントは7月29日、「OCN ID」で利用するポイントサービス「ポイントーク」と「gooポイント」で、なりすましによるポイント不正利用があったと発表した。景品やほかのポイントなどへの不正交換が568 IDで行われ、被害額は最大で60万円という。

 ポイントークはOCN利用者向けのポイントプログラムで、今年6月10日に新規会員受け付けが終了。希望するユーザーはgooポイントへの移行を受け付けていた。

 7月11日〜28日にかけ、ポイントークからgooポイントへの移行が第三者により不正に行われたと疑われるIDが1265あり、うち568で景品やほかのポイントなどへの不正交換が行われたという。

 不正利用された疑いのあるOCN IDのパスワードは同社側で変更し、ユーザーにパスワードを再度変更するよう個別に連絡した。不正移行されたアカウントは移行前の状態に戻し、不正使用されたポイントはすべて補てんする。gooポイントのサービスは31日まで一時停止している。

 不正利用による被害発生を受け、NTTコムは警察に被害届を出すとしている。不正ログインの原因は分かっておらず、他社から流出したID・パスワードを利用したリスト型アカウントハッキングの可能性もあるという。

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