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グリーの前期、営業益28%減 7〜9月期も4割減見込む

» 2014年08月13日 15時29分 公開
[ITmedia]

 グリーが8月13日発表した2014年6月期通期の連結決算は、売上高が前期比17.5%減の1255億円、営業利益が28.0%減の350億円と大幅な減収減益だった。ゲーム内仮想通貨の消費が落ち込んでおり、7〜9月期(2015年6月期第1四半期)の営業利益も43.8%減の55億円にとどまる見通しだ。

photo コイン消費の推移=決算説明資料より

 従来型携帯電話向けの落ち込みとスマートフォン向け新規ヒットタイトルの不足から、国内外スタジオの売り上げが減少。固定費を削減したものの、売り上げ減少から大幅な減益となった。経常利益は32.3%減の360億円、最終利益は23.0%減の173億円にとどまった。

 7〜9月期も予想売上高を前年同期比で26.4%減の260億円とするなど大幅な減収減益を見込む。

 今期はスマートフォン向けネイティブアプリへのシフトを断行。Webゲーム向け人材のシフトなどでネイティブアプリ事業の人員を現在の300人規模から1000人規模へと増強し、フルネイティブゲームの開発ライン数を10ラインから20ラインへと倍増させる計画。

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