「msn産経ニュース」終了 独自サイト「産経ニュース」にフルリニューアル オピニオンサイトも新設
産経デジタルは9月8日、日本マイクロソフトと共同運営してきた「msn産経ニュース」を終了し、10月1日に「産経ニュース」とオピニオンサイト「iRONNA」(いろんな)をオープンすると発表した。
msn産経ニュースは、MSNが毎日新聞との共同運営を解消した上で、産経新聞のWeb版をMSNに統合する形で2007年10月にスタートしていた。
産経デジタルの近藤哲司社長は「マイクロソフト側のグローバル戦略の変化に応じて終了」と説明。今後もニュースの提供は行い、協業関係は継続するという。
近藤社長は「7年間で大きく成長し、新聞社系ニュースサイトして最大規模となった。ビジネスとしても成功した自負があり、円満合意の終了。アプリもフルリニューアルという形を取っているように、これまでの読者のみなさんを大切に、枠組みを変えてさらなる成長を目指したい」と話している。
Webオリジナル記事を拡大
新たにオープンする「産経ニュース」では、紙面に掲載された記事や速報のほか、裁判傍聴に基づく「法廷ライブ」、話題の事件の裏側に迫る「衝撃事件の核心」などWebオリジナルコンテンツ「産経プレミアム」を拡大する。産経新聞大阪本社の視点で編集する「産経WEST」も独立してページを持つなど、独自性をアピールする。
スマホ向けに写真を中心にニュースを伝える「産経フォト」では、360度のパノラマ写真を公開。スマホ搭載のジャイロセンサーを利用し、災害の現場やイベントの様子などを上下左右自由に見回すように閲覧できる。
スマートフォン向けアプリは既存の「msn産経ニュース」をリニューアルする形で提供。累計680万ダウンロードを超える電子新聞「産経新聞」との連携も強化していく。同社の運営する5つのWebメディアは現在スマートフォンからのアクセス率が平均4割程度にまで伸びており、Webサイトのマルチデバイス対応など、各デバイスで快適に利用できるよう積極的に取り組んでいくという。
オピニオンサイト「iRONNA」ではニュースに対する意見や解説、分析を中心に掲載する。ウェッジ、PHP研究所、WAC、小学館、新潮社の出版5社と連携し、「月刊WiLL」「月刊Wedge」「Voice」などの編集長が交代で「当番編集長」を務めるのが特徴だ。政治経済や文化、スポーツなどさまざまテーマを扱い、各メディアやブログのオピニオンをまとめていく。これまで雑誌のみに掲載されオンラインでは読めなかった記事や論文なども紹介していくという。
ユーザー自身も議論に参加できるコメント欄や、サイト内のコンテンツ配置に反映させる「感想ボタン」なども設置する予定だ。当面のあいだすべて無料だが、今後有料会員向けのサービス、課金が必要なスペシャルコンテンツなども検討する。
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