バンダースナッチは9月22日、イラストから服が作れるサービス「STARted」を公開した。個人のクリエイターがブランドを立ち上げ、自由にファッションアイテムを制作・販売できる。
通常数百万円単位で資金が必要なファッションブランドを個人で立ち上げられ、自分で服を作れなくても、デザイン画をアップロードするだけで理想の服を制作・販売できる。リスクコントロールのため、販売数や値段はサービス側で決定され、完売時はクリエイター側に2〜3割の黒字となるという。
安野モヨコさん、水森亜土さんの漫画の世界観を表現したブランド、日本サウナ・スパ協会認定のサウナ大使を務める漫画家のタナカカツキさんによる「サウナトランス」を表現したブランド、愛犬家に向けたファッショナブルで丈夫なアイテムをコンセプトとしたブランド──の4ブランドがすでに商品を販売中だ。
今後一般ユーザーのブランドも続々登場予定。「販売準備中」の各ブランドページでは、オーナーのプロフィールやブランドコンセプト、デザイン画などを公開しており、コメントや応援のメッセージを送ることもできる。ゲーム内のファッションをモチーフとした「スウェットのよろい」、木苺を意識した赤いワンピースなど、テイストやコンセプトはさまざまだ。
公式ブログでは「バンドをやっている人がプロでなくてもライブをやるように、マンガを描いている人が同人誌を作るように、『売れるかどうか』ではなく『作りたいものを作りたい』という個人の衝動的な表現欲求を叩きつけていただく新しいファッションを生み出すプラットフォームサービス」と狙いを説明。費用を抑えたエコノミープランや、自分で着るための服を作るパーソナルプランなども今後開発していく予定だという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR