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Apple、「bash」脆弱性対応のOS Xアップデートをリリース

» 2014年09月30日 07時51分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleは9月29日(現地時間)、Mac OSのアップデートをリリースした。24日に発見された「bash」シェルの脆弱性に対応するためのアップデートで、対象となるのは「OS X Mavericks」「OS X Mountain Lion」「OS X Lion」。AppleのダウンロードページのそれぞれのOSへのリンクからダウンロードできる。

 bash

 アップデートのダウンロードページには、「このアップデートはUNIXシェルbashの安全上の欠陥を修正する」という説明がある。

 bash 2

 bashは、LinuxなどのUNIX系OSで標準的に使われているシェルで、AppleのOS Xでも採用している。問題の脆弱性は、多くの一般的な設定でネットワークを介して悪用でき、悪用された場合、攻撃者が環境制限をかわしてシェルコマンドを実行できてしまう恐れがあるとされている。

 セキュリティ企業のFireEyeによると、この脆弱性の悪用を試みる「Shellshock」が増大しているという

 Appleはメディア各社に対し、bashの影響について「OS Xは、デフォルトの状態ではシステムは安全」というコメントを発表している。

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