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iOS 8の「iCloud Drive」、「すべての設定をリセット」で「書類がありません」に

» 2014年09月30日 12時40分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米AppleのモバイルOS「iOS 8」の新機能「iCloud Drive」を有効にしていると、[設定]→[リセット]→[すべての設定をリセット]にするとiWorksのファイルが消えるとの報告が米MacRumorsのフォーラムに投稿された。

 本稿筆者がiOS 8.0.2搭載のiPad 2でiCloud Driveを有効にし、Pagesも「iCloudを使用」設定にした状態で実際に「すべての設定をリセット」したところ、Pagesのファイル一覧からは確かにファイルが消えてしまった。

 pages 1 Pagesのファイル一覧画面(リセット前)
 pages 2 一般設定ですべての設定をリセットを選択。「データやメディアは削除されません」と書かれているが。。。
 pages 3 リセット後、Pagesを起動すると「書類がありません」になっている

 ただし、WindowsのWebブラウザでiCloud.comを確認すると、ファイルは残っているので、完全に削除されるわけではないのかもしれない。

 pages 4 WindowsのChromeブラウザで表示したiCloud DriveのPagesフォルダ

 いずれにしても、持っているiOS端末のいずれかでiCloudからiCloud Driveにアップグレードすると、アップグレードしていない他の端末のiWorkアプリからはそれまでiCloudに保存してきたファイルが見えなくなるということもあり、少なくとも「OS X Yosemite」がリリースされるまではiOS 8端末でiCloud Driveを有効にしない方がよさそうだ。

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