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もう“スカスカおせち”と言わせない――GROUPONが4年ぶりおせち販売、“ぎっしり”“遅れず”配送へ(1/2 ページ)

» 2014年11月13日 13時10分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 デイリーディールサービス「グルーポン」(GROUPON)日本版を運営するグルーポン・ジャパンは11月12日、4年ぶりにおせち料理を発売した。2011年正月に起きた“スカスカおせち事件”を受けて販売を自粛していたが、質の高い商品を期日通りに配送できる体制を整え、特設サイト「おせち・お正月特集」で、有名店などが提供するおせち17種類を、1万円台〜4万円台で販売する。


画像画像 和食店「銀座 馳走そっ啄」(左)と「あぐりの匠」のおせち。中身がぎっしり詰まっている

“スカスカおせち”から4年

 GROUPONは世界400カ国で会員2億人以上(アクティブ会員5270万人)、累計6億以上のクーポンを販売。14年10〜12月期のクーポン掲載数は11年の4倍に成長しているという。

 ただ日本のユーザーには、11年正月の“スカスカおせち”のイメージも強い。同サイトが半額チケットを販売したおせち料理で、見本より大幅に量が少なかったり、食材を偽装していたり、期日に届かないといった問題が発生し、ネットで大きな騒動になった。

 対策として同社は、店舗や商品の審査基準を30項目から200項目に増やしたほか、売り上げに偏っていた営業部隊の評価制度に顧客満足度を加味したり、店舗フォロー専門部隊を設立するなど、体制を大幅に見直したという。

 3年経った昨年、有名シェフ5人の味を詰め込んだ5段おせちをプレゼントする「夢のおせち」プレゼントキャンペーンを実施。10数万超の応募があったという。今年はいよいよ、4年ぶりにおせちの販売を再開する。

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