ニールセンが11月28日に発表した「ニュースと情報」サービスの10月の利用状況によると、ニュース・キュレーションアプリのトップ3「SmartNews」「Gunosy」「Yahoo!ニュース」の利用者数が1年で倍以上に増えた。
10月の利用者数は、上位から「SmartNews」(385万人)、「Gunosy」(298万人)、「Yahoo!ニュース」(187万人)、「Antenna」(105万人)、「LINE NEWS」(85万人)。SmartNewsは年初から2.1倍、Gunosyは2.4倍、Yahoo!ニュースは3.2倍に増えている。
上位3アプリの重複利用率は約2%(合計利用人数724万人のうち15万人)にとどまった。単独利用率をみると1位のSmartNewsは73%、Gunosyは62%だった。
「ニュースと情報」カテゴリー全体ではスマートフォンからの利用者が6月にPCを逆転し、その後も成長。10月の時点で3900万人とななった。1人当たりの利用時間もスマホがPCを逆転し、月間3時間11分となった。年初と比較すると41分増えており、スマホ総利用時間の6%に当たる。
同社の今田智仁シニアアナリストは、「ニュース・キュレーションアプリは配信元の記事が同じ場合もあり、特徴の無いアプリは今後淘汰されていくと思われる。企業のマーケティング担当者は公表されているダウンロード数だけでなく、実際の利用者数や利用頻度を見ていくとが必要だろう」とコメントしている。
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