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ライフログカメラ「Narrative Clip」に上位モデル Wi-Fi、800万画素カメラ搭載

» 2015年01月05日 15時11分 公開
[松尾公也,ITmedia]

 米Narrativeは、襟やポケットにクリップで留めるウェアラブルカメラNarrative Clipの上位版「Narrative Clip 2」を発表した。価格は199ドルで、2015年中に出荷開始予定。重さは28グラム。

photo Narrative Clip 2

 Narrative Clipは、コインサイズの四角い20グラムのボディで500万画素の写真を30秒間隔で撮影。それをライフログとしてクラウドにアップロードし、自分の行動を振り返ることができるライフログ専用ガジェット。元々はMemotoという名前でKickstarterのクラウドファンディングにより成功を収めた。

 従来モデルではPCかMacとの接続が必須で、USB経由でパソコンからクラウドストレージにアップロードする方法には不満の声が多かった。新モデルでは、既知のWi-Fiがあり充電中であれば、自動的にアップロードする。Bluetoothも装備するが、これはiPhone、Androidをリモコンとして使う目的で、転送用ではない。

 写真については従来モデルより高画質の800万画素。画角は68度から86度に広角化している。メモリ容量は従来と同じ8Gバイトだ。GPS、加速度センサーを備え、写真が撮影された場所、方向を記録するのも従来と同じだが、ジャイロセンサーを新たに搭載している。バッテリーは30時間持続する。

 従来はiOSとAndroidのみだった、専用のビュワーアプリがPC版もサポートすることになった。写真の整理や評価も可能で、TwitterやFacebookなどのソーシャルアプリへの投稿がやりやすくなる。

 Narrative Clipの装着方法は内蔵のクリップで留めるだけだったため、紛失するユーザーが相次いでいた(自分もその1人だ)が、Narrative Clip 2では紛失率は低減しそうだ。従来のクリップを外して、三脚、ペットの首輪、帽子、カバンなど別の装着オプションを利用できるようになる。色はホワイト、レッド、ブラックの3種類。

photo カラーは3色

 従来モデルも149ドルで発売中。現行モデル用アプリも改善される。Android版では、記録されたタイムラインを一般向けにキャプションや説明をつけて公開できるようになっており、iPhone版も近々対応を予定している。従来は自分だけが見ることができるものだったが、よりソーシャルに進化しようとしている。

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