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タイトーのゲーセンに電子マネー Suicaやnanacoなど対応

» 2015年02月16日 11時47分 公開
[ITmedia]

 タイトーは、「Suica」や「PASMO」「nanaco」など複数の電子マネーに対応した決済端末を、ゲームセンター「タイトーステーション」に5月から順次導入する。店舗内にチャージ機も設置。ビデオゲームやクレーンゲーム、プリントシール機などを、電子マネーで利用できるようにする。複数の電子マネーの導入は業界初。

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 まず5月に「タイトーステーション アリオ蘇我店」(千葉県千葉市)に導入。その後、来年度中に直営40店舗に順次導入する。当初は「nanaco」と「楽天Edy」に対応し、順次、「WAON」「Suica」「PASMO」「ICOCA」などに対応させる。

 アミューズメント業界では約40年前から、100円玉を使った100円単位のプレイ料金が変わっておらず、物価変動や消費税導入に対応した柔軟な価格設定ができなかった。電子マネーの導入により、社会情勢に応じた柔軟な価格設定やセール価格の設定が1円単位で可能に。プレイヤーは、100円硬貨の準備やコインの出し入れが不要となり、ゲームの中断やコンティニューミスを軽減できる。

 店舗は現金を扱う事故リスクやゲーム機からの集金・両替金補充作業を軽減できるほか、将来は、ゲーム中のアイテム課金や時間制による貸し切りプレイの設定、プレイヤーへのポイント付与など、新たなサービスの開発も見込めるとしている。

 アミューズメント機で利用できる電子マネーとしては、コナミデジタルエンタテインメントが独自の電子マネー「PASELI」(パセリ)を2009年から導入している。

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