米Appleは3月9日(現地時間)、12インチの新しい「MacBook」を発表した。うわさの12インチノートは、「MacBook Air」や「MacBook Pro」とは別のラインとして登場した。
発売は4月10日で、日本での販売価格は14万8800円から。色は、従来のシルバーの他、iPhoneやiPadと同じようにゴールドとスペースグレイが加わった。
厚さは約13.1ミリと、11インチMacBook Air(17.3ミリ)よりさらに薄く、重さは約920グラムと1キロを切った。ディスプレイは12インチ(2304×1440)のRetinaディスプレイ。サイズは196.5×280.5×3.5〜13.1ミリ。
うわさ通り、ヘッドフォンポート以外のポート(電源、HDMI出力、DisplayPort、アナログRGB出力、USB)がUSB Type-Cのポート1つに統合された。従来と反対側になる左側面にType-Cのポートが1つ、右側面にヘッドフォンポートが1つある。
Type-Cポートは、Micro USBと同程度のサイズでリバーシブル(プラグの天地を気にしないで接続できる)になっており、転送速度はUSB 3.1と同等で、最大100Wまでの給電が可能だ。
Appleは同日、Type-Cポートに接続するマルチポートアダプタ(9500円)をオンラインストアに追加した(詳細記事)。
また、キーボードが従来のMacBookシリーズより薄く、フルサイズになった。「バタフライメカニズム」と名付けられた新技術により、“4倍正確な”入力が可能になったという。トラックパッドの新機能としては、2種類のクリックを検知するようになり、強く押すことでメールでのカレンダー登録などの操作ができる。
さらに、ファンレスになり、ロジックボードのサイズが小さくなって空いたスペースに新型のバッテリーを搭載。バッテリー持続時間は無線接続で最大9時間となっている。
同社はまた、MacBook Airと13インチMacBook Proのアップデートも発表した。Airはプロセッサが第4世代Core(Haswell)から第5世代Core(Broadwell)になり、Thunderboltポートが高速化した。Proはプロセッサのアップグレードの他、新しいMacBookと同じトラックパッドを採用した。
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