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シャープ、「本社売却・資本増強」報道にコメント

» 2015年04月16日 19時20分 公開
[ITmedia]

 シャープは4月16日、同社が優先株による資本増強を行うなどと伝えた同日付の日本経済新聞夕刊の報道について、「当社が発表したものではない」とするコメントを発表した。

 同紙は、シャープの2015年3月期は連結最終損益が2000億円超の赤字になる見通しだと報じた。再建策として本社の売却や国内従業員の削減を行うほか、債務を株式に振り替えるデッドエクイティスワップにより、メインバンク2行からの融資のうち2000億円分を優先株に振り替え、資本支援を受けることで大筋合意する見通しだ、と伝えている。

 シャープは「本日の日本経済新聞夕刊において、優先株による当社の資本増強などに関する報道があったが、当社が発表したものではない。当社では抜本的な構造改革について様々な検討を行っており、主力取引銀行との協議も進めているが、決定した事実はない」とコメント。新中期経営計画をを5月をめどに公表するとしている。

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