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「もらしちゃった」を防いでくれる――世界初の“排泄予知”ウェアラブル端末「DFree」

» 2015年04月24日 16時51分 公開
[ITmedia]

 「トイレがない! 漏れちゃう……」――そんな悲劇に陥ることを防いでくれるという世界初の“排泄予知ウェアラブル端末”こと「DFree」が、クラウドファンディングサイト「READYFOR」に登場した。現在、製品化に向けて1200万円の開発資金を募っている。

photo DFree

 腹部に装着すると超音波で体内の動きを検知し、排便(大/小)のタイミングをBluetooth経由でスマートフォンに通知する仕組み。「現在、○%溜まっています。○分後にトイレの時間がきます」と、排泄するまでの時間を事前に知らせてくれるという。

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photo アプリ画面
photo DFreeを手に説明する中西代表

 開発したトリプル・ダブリュー・ジャパンの中西敦士代表は、「私自身もうんこを漏らしたことがあります。 外に出かけるのが怖いと感じるようになりました」と振り返る。「自宅を出る前に分かっていれば、漏らすことはなかった」――と、DFreeの開発プロジェクトを立ち上げたという。

 お腹をこわしやすい人のほか、高齢者や障害者などトイレへの移動が困難な人、自身の排泄サイクルを知りたい人、育児のトイレトレーニング――など幅広い用途を想定。利用シーンに応じて(1)DFree(尿専用)、(2)DFree(便専用)、(3)DFree(尿&便専用)の3種類を開発する。

 専用スマートフォンアプリ(iOS/Android、無料)では、ユーザーの排泄タイミングを記録・学習。今後「トイレに行けば行くほど、お知らせするタイミングの正確さが向上する機械学習」機能も搭載予定という。

 「われわれは人々の尊厳を守ります。今日もどこかで漏らしている人がいて、排泄に悩んでいる人がいる。その方々の負担を軽減するために、一刻も早く、『DFree』をお届けすることを最優先に考え、今日も研究開発を進めております」(中西代表)

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