パラマウントベッドは、ベッドに寝ている患者の脈拍数・呼吸数を非装着で連続測定でき、ナースステーションなどの端末に配信できる「スマートベッドシステム」を開発した。医療現場や在宅介護での活用を想定。医療機関向け製品第1弾の受注を2016年の春に開始する。
独自のセンサーにより、ベッド上に寝た状態のまま体に何も装着することなく脈拍数や呼吸数、睡眠・覚醒などの状態を連続測定・検知し、ベッドサイド端末に表示したり、ナースステーションの端末や携帯端末、電子カルテなどに情報を配信できる。
体温や血圧などは通信機能付き測定機器で測定し、受信端末にかざせば、システムで読み込むことも可能。生体情報の変化を自動的に分析し、異常のある場合にアラームを発信する機能も備えた。
測定データはナースステーション端末などにリアルタイムに配信できるため、病棟全体の状況をナースステーションから把握でき、患者の容体変化を遠隔でもいち早く察知できるとしている。また、手作業で行われていた看護記録の入力業務も大幅に軽減でき、看護業務の省力化・正確性の向上などにつながるとしている。
同システムのプロトタイプは、7月15日から開かれている「国際モダンホスピタルショウ2015」(東京ビッグサイト)に出展する。
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