日本の宇宙ベンチャー「アイスペース」(東京都中央区)は9月12日、今冬としていた2機目の月着陸船の打ち上げを、早ければ12月に行うと発表した。4〜5カ月後には月の北緯60.5度、西経4.6度にある「氷の海」の中央に着陸する計画という。
イスラエルのBen-Gurion University of the Negevに所属する研究者は、インターネットに接続していないコンピュータ(エアギャップPC)から機密情報を漏えいさせる新たなサイドチャネル攻撃手法を提案した研究報告を発表した。
大阪公立大学とスイスのヌーシャテル大学に所属する研究者らは、魚(ホンソメワケベラ)が鏡を使って自身の体長を認識し、その情報を戦略的に利用する能力を持っていることを示した研究報告を発表した。
米SpaceXは9月12日(現地時間)、民間初となる宇宙空間での船外活動を成功させた。同社が開発した新型宇宙服のテストを目的としたもので、2名が高度700kmの宇宙遊泳を体験した。
東京大学は、授業料を改定する方針を発表した。学士課程では2025年度の入学者から現行の年額53万5800円を64万2960円に、修士・専門職学位課程(法科大学院除く)では29年度入学者から同様に64万2960円まで値上げする。
中国の香港科技大学に所属する研究者らは、量子ホログラム(量子力学とホログラフィーを組み合わせた技術)を用いて、消去可能なメッセージを送信する量子通信技術を提案した研究報告を発表した。
米スタンフォード大学などに所属する研究者らは、体内の臓器などの生体内部を、その上にある組織を可視光に対して透明にすることで非侵襲的に観察する手法を提案した研究報告を発表した。
JR東日本は9月10日、新幹線で、運転士が乗務する必要のない「ドライバレス運転」を、世界で初めて上越新幹線から導入すると発表した。
カナダのシャーブルック大学などに所属する研究者らは、幼児期のタブレット使用と怒りやフラストレーション爆発の表出に関する研究報告を発表した。
イタリアのローマ・ラ・サピエンツァ大学とカナダのオタワ大学に所属する研究者らは2023年に、量子もつれの光子をリアルタイムに可視化する技術を提案した研究報告を発表した。
シャープは5日、「ラッコの手」を参考にして太さや長さの異なるピンを組み合わせることで、髪の絡まりをスムーズにほどき、毛先への負担を軽減するというヘアブラシ「Smoome(スムーミー)」を発表した。
便座にスプレーを吹きかけると、普段は見えにくい“尿ハネ汚れ”が青く浮かび上がる──そんな新しいトイレ用スプレー「ミエルモ」をシヤチハタが開発した。6日から「Makuake」でテスト販売を行っている。
小惑星リュウグウにかつて存在していた水は、物質を安定的に保存する性質を持つ「にがり」に満ちていたことが分かったと、海洋研究開発機構などが9月5日、発表した。探査機はやぶさ2が持ち帰ったリュウグウの試料からは、生命の材料となる多様な有機物が発見されており、これらの生成に、にがりが役立った可能性があるとみられる。
国立科学博物館の「重要科学技術史資料」(愛称:未来技術遺産)にソニーグループの「プレイステーション2」など新たに18件が登録された。
中国の北京大学と米ハーバード大学、米MITに所属する研究者らは2019年に、中国の学生に検閲されていないVPN経由のインターネットアクセスを無料で提供した研究報告を発表した。
米ノースカロライナ州立大学と米ジョンズ・ホプキンス大学に所属する研究者らは、データ保存と計算機能を兼ね備えたDNAコンピュータを実証した研究報告を発表した。
東北大学は二酸化炭素が日中の眠気を引き起こすとする研究結果を発表した。
明治大学の宮下芳明研究室は「脂質ゼロの油」や「糖類ゼロのクリーム」を作る研究を発表した。
米マサチューセッツ大学アマースト校などに所属する研究者らは、他人のクレジットカードを用いてデジタルウォレットを介して商品を購入する攻撃を示した研究報告を発表した。
山口県立大学に所属する研究者らは2023年に、ファンが推し(ファンの対象となる人物)に対して適切な距離間を取れず過度な期待をしてしまう現象を事例から考察し、健全な推し活を提案した研究報告を発表した。
日本大学や浜松医科大学、大阪大学などに所属する研究者らは、ビデオゲームが精神的健康に与える影響について、大規模な自然実験を用いて因果関係を明らかにした研究報告を発表した。
JAXAは26日、小型月着陸実証機「SLIM」の運用を終了すると明らかにした。23日にSLIMの活動を停止させるコマンドを送信した。
宇宙事業会社のスペースワン(東京都港区)は25日、今年3月に和歌山県から打ち上げられ、約5秒後に爆発し墜落した小型固体燃料ロケット「カイロス」初号機について、自律飛行安全システムの不適切な設定が失敗原因だったと発表した。対策を施した2号機を、12月に打ち上げることも明らかにした。
韓国の延世大学校などに所属する研究者らは、物質において特定の条件下で観測不可能な電子状態を発見した研究報告である。
IHIグループのIHI原動機と日本郵船は23日、アンモニア燃料タグボート「魁(さきがけ)」が竣工したと発表した。世界初の商用利用を前提としたアンモニア燃料船という。
8月開催のセキュリティカンファレンス「DEF CON 32」において、セキュリティ研究者サミー・カムカーさんが、赤外線レーザーを使用してラップトップのキーストロークを遠隔から盗聴する攻撃を披露した。
8月に開催したセキュリティカンファレンス「DEF CON 32」において、ドイツのダルムシュタット工科大学に所属する研究者らが電気自動車をゲームコントローラーに変換する改造方法を発表した。
イスラエルのサイバーセキュリティ企業の米SafeBreachの研究者は、セキュリティカンファレンス「Black Hat USA 2024」でWindowsアップデートプロセスを悪用してシステムを古い脆弱なバージョンに戻すダウングレード攻撃「Windows Downdate」を発表した。
中国科学技術大学などに所属する研究者らは、改良した高性能な装置を用いて「量子もつれ」(2つの粒子がどれだけ離れていても相関関係を保つ現象)を実験的に検証した研究報告を発表した。
広島大学は20日、栄養ドリンクや砂糖入りのコーヒーといった甘味を加えたカフェイン飲料が、体内時計を大きく遅らせるとする研究結果を発表した。
インド工科大学に所属する研究者らは、Androidスマートフォンのユーザーがアプリに位置情報へのアクセスを許可した場合に、GPS信号から位置情報以外の情報を抽出できるかを調査し、新たな脆弱性を示した研究報告を発表した。
2体のしめじが近づくと感情豊かにみえる──東京大学は、“ヒトではないもの”が感情を持っているように感じる現象の研究成果を発表した。
名古屋市立大学の小鷹研究室に所属する研究者らは、簡単な視触覚刺激によって、自分の耳たぶが長く伸びたような感覚を引き起こす研究報告を発表した。
中国の西安交通大学などに所属する研究者らは、日傘と扇風機を組みわせた扇風機付き日傘(ファン付きパラソル)の冷却効果を調べた研究報告を発表した。
大阪工業大学に所属する越智徹さんがは、学生が教員へ送るメールの内容を分析した研究報告を発表した。
インドネシア東部のフローレス島で、約70万年前に大人でも推定身長が100cm程度しかない原人がいたことを東京大などの研究チームが突き止め、8月6日付の英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」で発表した。同島で約6万年前にいた原人よりも小さく、最小の人類となるほか、小柄な体格を60万年以上も維持し続けたことも分かった。
上海大学の研究者らは、脳内の神経繊維が、量子もつれによって結びついた光子のペアを生成する可能性を理論的に示唆した研究報告を発表した。
理化学研究所は、「富岳」と同等のソフトウエア環境を、富岳以外のスパコンやクラウドサービス上に再現する「バーチャル富岳」をリリース。
北海道大学大学院理学院修士課程の松島吉伸さんと同大学大学院理学研究院の角井敬知講師の研究チームは、水族館の水槽から新種の甲殻類を発見した研究報告を発表した。
カナダのビクトリア大学などに所属する研究者らは、107件の研究を対象とした分析を実施し、アルコール消費と全死因死亡率の関連性を詳細に調査した研究報告を発表した。