国立天文台は3月6日、オリジナルのTRPG(テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム)「サンドキャッスルTRPG」日本語版を無料公開した。2023年に公開した英語版を日本語で翻訳したもの。ゲームのルールブックやキャラクターシート、コマやサイコロをペーパークラフトできる設計図などを公式Webサイトで公開している。
TRPGとは、ルールや設定を書いたルールブックに従い、プレイヤー同士が会話をしながら物語中のキャラクターを演じ、シナリオを進めていく遊びのこと。オフラインで遊ぶのはもちろん、昨今ではオンラインで参加するユーザーも多い。国内外を問わず、プレイの様子をライブ配信する楽しみ方もSNS上で見受けられる。国立天文台でも、公式ハッシュタグに「#NAOJ_TRPG」を推奨しており、SNSでの拡散も想定しているようだ。
国立天文台は開発経緯について「科学広報担当者のニーズの変化に応えるために開発した」と説明。「サンドキャッスルTRPGは教育用のゲームではない。普通のTRPGとして楽しめるように、ゲーマーの視点で作った」と続け、今後の広報活動にも活用したいと考えを明かしている。
3月5日にはNASAも、「ハッブル宇宙望遠鏡」が“異世界召喚”されるTRPG用のシナリオを無料公開していた。
(関連記事:NASAがTRPGのオリジナルシナリオを無料公開 「ハッブル宇宙望遠鏡」が“異世界召喚”される話)
NASAがTRPGのオリジナルシナリオを無料公開 「ハッブル宇宙望遠鏡」が“異世界召喚”される話
JAXA、太陽観測衛星「SOLAR-C」プロジェクトチーム発足 28年度打ち上げ目指す
「ツイート見たぞ」シャープ社長からX担当に直メール 月探査機「SLIM」修理の出張申請許可
「H3ロケット」リベンジ果たす 試験機2号機の打ち上げに成功
人工衛星「EYE」から地球を撮影してみた 思わぬ写真が撮れたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR