JAXAは2月17日、次期主力ロケット「H3ロケット」の試験機2号機について、種子島宇宙センターから午前9時22分55秒に打ち上げを行い、ロケットは計画どおり飛行。第2段機体を所定の軌道に投入した。
打上げから約16分43秒後に、キヤノン電子が開発した小型衛星「CE-SAT-IE」の分離を確認したという。また、第2段機体の地球周回後のデータにより、超小型衛星「TIRSAT」への分離信号送出、第2段機体の制御再突入の実施、ロケット性能確認用ペイロード「VEP-4」の分離も確認したとしている。
H3ロケットを巡っては、2023年3月に試験機1号機を打ち上げたものの、第2段エンジンが点火せず、指令破壊信号を出す結果となっていた。なお、前モデルにあたる「H-IIAロケット」は2024年打ち上げ予定の50号で退役予定となっている。
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