JAXAは3月1日、次期太陽観測衛星「SOLAR-C」のプロジェクトチームを発足した。太陽の活動周期の極大期付近にあたる2028年度の打ち上げを目指し、衛星の開発を進める。
1991年に打ち上げた「SOLAR-A」(ようこう)、2006年の「SOLAR-B」(ひので)に続く太陽観測衛星。SOLAR-Bの約7倍という空間分解能を持つ極端紫外線分光望遠鏡(EUVST)を搭載し、太陽コロナやフレア現象に伴う磁力線構造などを詳細に観測する。
プロジェクトチーム発足にあたり、マネージャを務める清水敏文教授(JAXA宇宙科学研究所、東京大学)は「高精度な望遠鏡による太陽観測で強みを持つ日本が主導し、米欧の国際協力を得て、世界初となる性能を持つ紫外線望遠鏡の観測を実現させます」とコメントを寄せている。
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