日本電気(NEC)と日本電信電話(NTT)は3月21日、12コア結合型マルチコアファイバーを用いた7280kmの長距離伝送実験に成功したと発表した。これは太平洋横断を想定したもので、将来の光海底ケーブルなどへの応用が期待される。
標準的な0.125mm径の光ファイバーに光信号を伝送するコアを12本設け、無線伝送で用いられるMIMO(Multiple Input Multiple Output)を導入してクロストークを抑えた。
NTTが結合型マルチコアファイバーと入出力デバイス、長距離伝送時の伝送路設計を評価する技術を開発。一方のNECは24×24MIMO(12コア×2偏波)で長距離伝送に対応できるアルゴリズムを開発した。
両社は今後、長距離大容量光海底ケーブルシステムや陸上コアネットワークシステムとしての実用化を目指す。3月24日(現地時間)に米国カリフォルニア州で開催されるイベント「OFC 2024」のTechnical Conferenceで高スコア論文として発表する予定だ。
ゴールデンボンバー、AIイラスト使用で批判受けジャケ写を差し替え→AI学習「僕は全然良い」と過去の全楽曲データ公開
トコジラミに「バルサン」は効かない、は本当なのか? SNSに流れる話の真偽、メーカーに聞いた
東京創元社が翻訳者に謝罪 無料電子ブックで訳文を無断使用 原因はモラハラか
フィルム最大手だったのに「世界初フルデジタルカメラ」を開発していた 富士フイルムのデジカメ史
ゲーム界隈でよく聞く「完全版商法」とは? ときに炎上する理由をゲーム好きマンガ家が解説Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR