人気バンド「ゴールデンボンバー」の鬼龍院翔さんは3月19日、前日に配信を始めた「配信者に便利な歌抜きBGM集」でジャケット写真代わりに使用した画像生成AIによるイラストに批判が多く寄せられたため、差し替えたと明らかにした。その上で、AI学習についての持論を語っている。
BGM集では当初、ジャケ写の代わりに配信者とみられるヘッドフォンを装着した女性のイラストを使用していた。しかし鬼龍院さんによると、配信後に「画像生成AIの絵を使うべきではない」という意見が多数寄せられたという。
鬼龍院さんは、事前に法律や規約の上で問題がないと確認した上で配信したが、「ご意見をいただくということは2024年の現段階ではまだ議論の余地がある」と判断。差し替えを決めたとしている。
差し替えた画像は、同じヘッドフォン姿の女性を同じ画角で描きながらも、おそらくは鬼龍院さん自身か、スタッフの誰かが手描きしたとみられる味のあるイラストだった。
BGM集は、ゴールデンボンバーの楽曲から歌やコーラスを抜いた全25曲。BGMを使いたいが、権利関係で面倒を抱えたくない動画配信者らのニーズに応えるとして18日にリリースしていた。
鬼龍院翔さんは、寄せられた意見の中に「あなた自身もクリエイターなんだから使うべきではない、あなたの楽曲が音楽生成AIの学習に使われたら嫌ですよね?」といった意見が多数あったことに触れ、「僕は全然良いです」としている。
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