理由について鬼龍院さんは、「AI学習に使われて似ている曲が他の人の手によって出来たとしても、それは僕も同じことで、今までの人生の中で聴いてきた音楽を学習して似ている曲を作っているに過ぎないと思っていますし、複数の影響を受けることによって新しい物が生まれることがこの世の中には沢山あると考えているからです」と説明している。
ただし、これは鬼龍院さん個人の意見であり、他のクリエイターと共有しているわけではないことも分かっているためイラストを差し替えたという。「法律や規約的に問題が無かろうと、現状で議論の余地がありそうなものに関しては今後は慎重に接していこうと思います、貴重なご意見をありがとうございました」。
さらに鬼龍院さんは、自身が楽曲のAI学習について「全然良い」と考えている証拠として、容量643MBにおよぶファイルを「ギガファイル便」で公開した。自社が権利を持っている過去の全楽曲のMP3データだという。
「弊社が権利を持っている過去の全楽曲のMP3データを置いておくので是非音楽生成AIに流し込むなり学習させるなりしてください」。事務所や著作権を管理しているNexTone、一緒に楽曲を制作したアレンジャーやエンジニアにも許可を得たという。
生成AIによる学習について、損得を二の次にして持論を展開した鬼龍院翔さん。「もし良ければ曲が出来たら興味があるので聴かせてくれたら嬉しいです」としている。
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