アトラスが自社の人気RPGをリメイクした「ペルソナ3 リロード」(P3R)の有料ダウンロードコンテンツ(以下、DLC)である「エクスパンションパス」を発表しました。第1弾は3月12日から販売していますが、今後発売する第3弾の内容をめぐり、SNSで「完全版商法」などと話題になっています。
完全版商法はゲーム界隈でよく使われる言葉で、ゲームタイトルを発売した後で、その内容に新規エピソードや新キャラなどの要素を加えた“完全版”を発売することを指します。批判的に用いられることが多いです。
P3Rが批判を受けたのは、DLCで遊べる追加エピソードが、以前のリメイク作品に入っているものだった、ということのようです。だからボクは、今回のP3Rが完全版商法だとは思いませんし、完全版が発売されること自体も悪いことだとは思いません。よりクオリティの高いリメイク作が遊べるのは喜ばしいことです。
問題は、オリジナル版を買った人が「損した!」と感じる場合があることでしょう。
オリジナル版が出てから、そんなに時間が経っていないのに完全版が発売されたり、同じハードで発売されたにも関わらずオリジナル版を買った人への配慮──例えば、追加部分のみを安く販売するなど──が欠けていたりすると、オリジナル版を買った人は損をした気持ちになり、炎上騒動に発展したりするのだと思います。
最近はオリジナル版をアップデートしたり、追加でDLCを配布することが多いので、完全版商法自体が減ってきています。ただ、DLCを提供する場合にも、やはりオリジナル版を遊んだ人への配慮は大切なのではないでしょうか。
ところで、僕自身が完全版商法で痛い目にあったことがあるかというと……実はそうでもないんです。詳しくはマンガを読んでみてください。
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