3月13日の打ち上げに失敗した小型固体燃料ロケット「カイロス」初号機を運用している宇宙事業会社スペースワンは2018年に、キヤノン電子やロケットメーカーのIHIエアロスペース(IA)などが出資して設立された。IAは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型固体燃料ロケット「イプシロン」を開発しており、エンジニアが出向してカイロスの開発に携わった。
ロケット発射場のスペースポート紀伊は、太平洋に面した和歌山県串本町の山間にある。発射場は、鹿児島県の種子島や肝付町、北海道大樹町にあるが、本州では初めて。宇宙への扉を開き、地球と宇宙をつなぐ新たなゲートウェイとしてカギ(キー)になる射場の意味をこめると同時に、和歌山の旧国名の「紀伊」を採用したという。
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