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打ち上げ延期のカイロスロケット、13日午前発射に仕切り直し

» 2024年03月12日 18時18分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 宇宙事業会社スペースワンは3月11日、9日に打ち上げを延期した小型固体燃料ロケット「カイロス」初号機の発射について、13日午前11時1分12秒に行うと発表した。打ち上げは和歌山県串本町のロケット発射場「スペースポート紀伊」で行われる。

 民間単独では初の人工衛星打ち上げとなるカイロスは当初、9日に打ち上げ予定だったが、発射予定時刻の10分前に安全確保のために設定していた「海上警戒区域」に船舶が残っていることを確認。打ち上げ予定時刻までに船舶を区域外に移動できず延期となった。

 カイロスは全長18mで、重さ約23トン。内閣衛星情報センターの「短期打上型小型衛星」を搭載している。管制手順の自動化や、異常発生時の破壊指令も機体が自動的に判断することで打ち上げの省人化を実現。固体燃料を使うことで発射までの準備期間を短縮し、衛星の受け取りから4日で発射できる。

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