米Facebookは7月30日(日本時間)、乗っ取りなど個人アカウントの不正利用を防ぐセキュリティ強化ツールをリリースした。3ステップをガイド付きで案内し、ネット利用に不慣れな人でも容易に設定できるよう配慮した。
ツールは、(1)1カ月以上使用していないWebブラウザ/アプリとの連携を解除する「使用していないアプリからログアウト」、(2)普段と異なるデバイスやブラウザからのログインを知らせる「ログインアラートをオンにする」、(3)パスワードを安全にするためのルールを確認できる「パスワードを保護」――の3ステップで構成する。
ニュースフィードのトップにお知らせを表示し、クリックするとツアーがスタートする。当初はPC版のみで、数週間かけて全ユーザーに広げる。設定の「セキュリティ」タブからもアクセス可能だ。
いずれも既に公開済みのツールだが、任意の機能であり、ユーザーに周知するのが難しかったという。昨年9月にリリースした、3ステップで「共有範囲の確認」ができるツールが好評だったため、セキュリティも同様の容易さで設定できるようにした。
プロダクトマネージャのメリッサ・ルー・ヴァンさんは「特にITに詳しくないユーザーにとっては、セキュリティ強化は複雑で面倒なものと見られがち。必要性は感じていてもハードルを感じている人に向け、ガイド付きのツールにまとめることで、より多くのアカウントの安全を守れれば」と狙いを話している。
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