米Facebookが「いいね!」以外の共感を示すためのボタンのテストを開始すると、米Engadgetが10月8日(現地時間)に、複数の情報筋の話として報じた。9日にもアイルランドとスペインでテストを始めるという。
記事に掲載された画像を見ると、従来クリックすると「いいね!」できる親指を立てたアイコンをクリックすると、「いいね!」とその他の全部で7種類の絵文字を選ぶメニューが表示されるのが分かる。
絵文字は7種類で、親指を立てた手、ハート型、5種類の顔文字(爆笑、微笑、驚き、悲しみ、怒り)になっている。
現在は例えば友達が「骨折してしまった」と投稿したり、行政への不満を投稿した場合、共感を示したくても「いいね!」では抵抗があったが、この機能が有効になれば、同情や怒りの共感を示せる。
同社のマーク・ザッカーバーグCEOは9月に本社キャンパスで開催したQ&Aで、いいね!以外のボタンのテストを「間もなく始める」と予告していた。
アイルランドとスペインで、というのが不思議だが、同社はかつて、「タイムライン」を公開する前のテストをニュージーランドでスタートした際、ニュージーランドをテスト対象に選んだ理由を同国が英語圏であり、データセンターから遠距離にあることから、速度やパフォーマンスのテストに適しているからだと説明した。今回のテストは絵文字なので言語は関係ないこともあり、これらの国が選ばれたのかもしれない。
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