愛知県小牧市の新図書館計画で、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は10月20日、アドバイザリー業務について業務委託契約を解消する方向だと発表した。賛否を問う住民投票で反対が上回ったのを受け、市も契約解消する方針を表明しており、“TSUTAYA図書館”は事実上の白紙撤回となる。
新図書館計画は、名鉄小牧駅前に書店やカフェなどを併設した図書館を2018年オープンを目指し整備するもので、建設費は42億円。CCCと図書館流通センター(TRC)の共同事業体を指定管理者候補としていた。
だがCCCが運営を委託する佐賀県武雄市の図書館で不透明な選書が明らかになったことなどから、市民から反対する声が上がり、住民投票を4日に実施した結果、賛成2万4981票に対し反対が3万2352票と上回っていた。
朝日新聞によると、山下史守朗市長は共同事業体との契約を解消することが適切」として契約解消を進めると表明。計画は事実上、白紙撤回されることになった。
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